セクシー&ダンディーな衣装でお祭り騒ぎの日本のハロウィーン。
欧米発祥の仮装大賞?のような祭りが年々盛り上がっていますが、
メキシコでもハロウィーンと似たイベントが行われているのをご存知でしょうか?

日本のハロウィーングッズコーナー(本来骸骨は死者の日の売り物なのだが。。)

 

町中至る所で「カラベラ」というガイコツグッズをかざったり、ガイコツの

衣装やお化粧をして練り歩く『死者の日』というイベントです。

ハロウィーンは10月31日に行われ、死者の日は11月1日2日に行われるというのも

なにやらつながりのある感じがします。しかし、日本ではハロウィーンばかりが注目を集め、
死者の日は、ほんと、影の存在。これは、ネーミングだけでなく、ある一つの理由があると考えられます。
それは、最後にお伝えするとして、今回は、世界最大のガイコツのお祭りメキシコの「死者の日」について
紹介します。

また、お祭りの重要な要素とも言えるガイコツについても紹介したい思います。
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メキシコシティーの死者の日「007 スペクター」より
死者の日の仮面を取るジェームスボンド「007 スペクター」より

「007  スペクター」の冒頭シーン。
死者の日に盛大なお祭りが行われるメキシコシティーで、
一組の男女が静かに手をつなぎ現れる。2人は、ガイコツのお面をかぶり、密着しながら
ホテルへと向かう。部屋に着くなり、ガイコツのお面を外す2人は、すぐにベットへとなだれ込む。
しかし、そこは、ジェームスボンド!美女の抱擁むなしく、窓から飛び降り、銃撃戦をしかける。

ダニエル・クレイグ扮する、ジェームスボンドは、この映画で殺しのライセンスは剥奪されてしまいます。
しかし、生と死が混在する「死者の日」に戦う主人公の姿に惚れ惚れする人は多いのではないでしょうか。

「刺激的で濃厚な世界に観客を放り込みたいんだ。”死者の日”には鮮やかな生命観があふれている。」
監督のサム・メンデスのコメントです。ジェイムス・ボンド、とまではいかないにしても、「死者の日」は鮮やかな生命観が溢れ、みんなかわいくて、カッコよく見える
日なんだと思います。
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死者の日とは?

死者の日の一幕

11月1日、2日の祝日に中南米各地で行われる死者を崇めるお祭りで日本でいうお盆に当たります。中南米各地で開催されているようですが、特にメキシコが有名です。11月1日は、子供の魂が戻る日で「小さな天使たちの日」とよばれ、2日は、大人の魂が戻る日と言われています。
この2日間、メキシコの主要都市では、ロウソクが灯され、マリーゴールドというオレンジ色の花が添えられ、ガイコツに扮した人々が集い死者を崇めます。皆が集まれば、お酒を酌み交わしたりして、パーティーのような雰囲気です。また、コンパルサという死者を着飾った団体が陽気な音楽を奏でながらパレードをします。家では祭壇をかざり、死者の好きな食べ物やお花を供え、マリア様とイエス様に祈りを捧げます。
ガイコツにコスプレして、パーティーをするなどの点はハロウィーンに似ていますね。

ハロウィーンと死者の日の違いは?

ハロウィンは10月31日に行われる秋の収穫を祝う祭りです。イギリスを中心としたケルト文化を受け継ぐイベントの様ですが、今ではアメリカで大きく発展しています。秋の収穫物、カボチャをくり抜いて、お面や飾りにして収穫を祝い、お化けや魔女などに仮装して街を練り歩きます。ハロウィーンは死者を崇めるなどのお盆的な要素はありませんが、お化けに仮装して、街中を行進したり、パーティーをする点はとっても似ています。

死者の日はいつどこで行われているのか

11月1日、2日、メキシコの主要な都市で開催されています。最近では、前夜祭として10月31日から開催する場所もあるそうです。地方は行ったことがないので、わかりませんが、高速バスが止まるような交通の拠点の町では間違いなくやっているでしょう。メキシコシティーはもちろん、オアハカやグアダラハラ、グアナファトなどでは街をあげて盛大に開催されています。
街全体が、オレンジ色のマリーゴールドの花で散りばめられ、
色とりどりの愛らしいガイコツの人形で飾られています。

 


上の写真は、全て2017年のオアハカの死者の日の様子

本当の死者の日の姿

何やら派手なお祭りみたいに見えますが、昔と変わらずひっそりと死者と向き合う人も多くいます。

夜に墓地へ行き、家族でろうそくを灯し、一晩中先祖へ祈りを捧げる人も多いと聞きます。

ここで、知り合いの女性の話。
「死者の日は私の息子の魂が戻ってくる日。私はお墓に行き、死者の魂と5、6時間を一緒に過ごす。
息子が好きだったギターを弾いたり、息子の友達とおしゃべりして笑顔が絶えない時間。だから、少しも悲しい時間ではないの。」心の中に、いつも最愛の人がいて、死者の日は特に、その魂と緊密に語り合う特別の日なんですね。
盛大な祭りの中にも、このような美しくシンプルな行為が毎年繰り返されていくのでしょうね。

メキシコ人にとってガイコツとは?

死者の日になくてはならない、ガイコツグッズ。メキシコのトレードマークでもあるのですが、なぜ、メキシコではガイコツがここまで浸透しているのでしょう?
遡ること、3000年前。マヤ時代。生を象徴するのが頭蓋骨と考えられ、戦利品として頭蓋骨を飾っていたいたのです。死を隠すことなく、正面から見据えるのはこの時から習慣としてあったのでしょうね。
ノーベル文学賞を受賞したメキシコ人作家のオクタビオ・パスは骸骨について次のように語っています

「メキシコ人は死としばしば出会い死を茶化し、かわいがり、死と一緒に眠り、そして祀る。彼らが大好きな玩具であり、最も長続きする愛である」ー
どこか愛らしいガイコツは、メキシコ人にとっては永遠の愛とも言えるんですね。

お墓には鮮やかで賑やかな骸骨グッズを祀る

日本での認知度と今後(個人的な予想)

日本では、ご存じのように「死者の日」にイベントはやっていません。もちろん、仲間内でやったりはしますが、町や企業が参加して大々的にやることはありません。

なぜか?

それは、モテないからです(笑)。いや、お金にならないからとも言えます。
ハロウィーンは仮装してどさくさに紛れて、異性と接触する。そういうてらいがあり、その時に
お酒や衣装の大きな消費が期待されるのです。
セクシーコンサルタントのアンドウミカ氏によると、「ハロウィンは自分から好みの人にアプローチ
しやすいイベント。手錠など、小物を使ったアプローチが有効!」だそうです。
また、20代の女性200人に「ハロウィンで仮装時に声をかけられたい、モテたい」というアンケートをとったところ、約6割がモテたいと思っているのです。
デビル(小悪魔?)の女性用コシュチュームが人気のようですが、どうやら、しっぽを掴まれたり、
自分でもツンツンとつっかけたりして、異性との接触を期待しているからとか。
また、男性に来て欲しいコスチュームは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「ヴァンパイア」など、
仮装をして異性と接触を楽しむイベントになっているようです。
その点、死者の日は、言葉の通り、死者を崇める日、なかなか不謹慎なことがしずらいため、
日本ではお祭り騒ぎとはいかないかもしれませんね。
それでも、メキシコの重要な文化として、日本でもしっかりと開催はして欲しいと思います。

まとめ

いかがでしたか?楽しく踊ったりお酒を飲んだりする一方、
ひっそりと死者と対峙する人がいたり。人さまざまに2日間を楽しむというのは、
多様性の国メキシコらしいと思いませんか?
ただ、一つ言えることは、死を受け入れ、今の生を楽しもうということだと思います。
メキシコ人にとって死は生のおわりではなく、生の充実と表裏一体のもの。 だから、現世でも楽しみ、楽しんで生きることを大事にしましょうということなのでしょうか。
我々日本人も、とにかく、生きていることに感謝して、生を謳歌したいものですね。

 

当店でも、もちろん、死者の日用の骸骨グッズを販売しています。

その時限りというのではなく、インテリアとしてずっと使えるものを

中心に販売しています。

よかったら覗いてみてください。

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