メキシコについてあまり知らなくてもタコスだけは好きだという人がとても多いです。私の友人10人に「タコスは好きか」と聞いたところ、なんと6人が大好きと言ってくれました。

しかし、そんな人達でも1年に1回でもタコスを食べている人はいません。いや、人生で1、2回程度しか食べたことがないのかもしれない。あの美味しさをもう一度、味わいたいと思っても日本では、本物のタコスを食べる場所がないというのも実情。また、自分で作るには何を用意したらいいのかわからない、という意見も。。。

でも、大丈夫。今日は、一つの材料と一つの道具を用意すれば、後は普段使っている食材や道具で十分作ることができる本場メキシコのタコスの作り方を紹介しちゃいます。

さらに、プラスα、今流行りの食材を入れるだけで、超美味しくなるという秘密も。

メキシコシティーの美味しいタコス屋台(強面だが、とても優しいおじさん)

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◆ある2つの物を用意すれば後は簡単!

まず、一つの材料というのは、トウモロコシの粉「マサ」です。

これが本物のタコスの皮である「トルティーヤ」を作る材料になるのですが、普通のスーパーになかなか売っていないのです。

でも、アマゾンなら25枚分で1000円とけっこうお手軽で入手できます。

「トルティーヤ マサ」と検索したら出てきますよ。

 

次の道具は、「マキナ」という鋳物製の2枚の板です。

しかし、値段がアマゾンでも4000円近くするし、いつも使うものではないので、買うのはもったいないですね。

そこで、今回は、まな板を2枚で「マキナ」の代用をします。

つまり、この「マサ」と「まな板2枚」を用意すれば後はどこにでもある道具や材料で本場のタコスが作れちゃうのです。

では、全ての材料を見ながら美味しいタコスの作り方をお伝えします。

 

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◆タコスは『3つの食材』の組み合わせ:

タコスは、大きく分けて下記の3つの食材で構成されています。

 

要素1.トルティーヤ(トウモロコシの粉で作ったタコスの皮)

要素2.中身(お肉や野菜などの具で、メキシコではアントヒートスと言います)

要素3.ソース(スパイシーなサルサソース)

3つの構成。この概念を把握しましょう。

実際に作っていきましょう!

※今回は4人分の量となっています。

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食材1. 

トルティーヤの材料と作り方:

マサ・・・200g

塩・・・小さじ1杯

水・・・200ml

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作り方 :

1)大きめのボールにマサと塩を手で混ぜる。

2)水を少しずつ加えながら手で混ぜていく。はじめは、指を立てながら混ぜていくとうまく攪拌できます。

3)しばらくかきまぜると、粉同士が寄り集まって一つの生地になっていきます。

4)ここからはかきまぜるというよりも、練る作業。残った水を加えながら手の付け根に体重をかけ、しっかりと練りこみます。

5)手にくっついていた生地が離れてくっつかなくなり、なおかつ耳たぶくらいの柔らかさになれば練り作業は完了です。

6)練った生地を約30g(ピンポン玉大)に分けて、丸めます。

7)丸めた生地をまな板の上に乗せ、もう一方のまな板を生地の中央から均等に押していく。両方のまな板にはくっつかないように、キッキングペーパーを敷きましょう。

厚さ1mm、直径13,4cmくらいがちょうどいい大きさです。

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焼き方:

1)ホットプレートを高温にセットします。(250度~350度)

※油はひきません。

2)伸ばしたトルティーヤを置いて、生地の色が濃く変わり、縁が浮くようになったら裏返す。

3)生地が膨らんできたら出来上がり。(恐らく裏返してから4,50秒)

4)焼きあがったトルティーヤはお皿に乗せ、上にふきんやタオルをかける。これは、トルティーヤを蒸らすことと保温の為で、これを怠ると冷めてかちかちのトルティーヤになってしまうので、この工程も忘れないように!

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食材2 

アントヒートス(具)の材料と作り方:

牛ひき肉(豚肉や合挽きでもOK)・・・200g

玉ねぎ・・・1/2をみじん切り

ニンニク・・・1、2片をみじん切り

トマトケチャップ・・・大さじ3~4杯(なくてもOK)

オレガノ・・・2、3振り

クミン・・・2、3振り

コリアンダー・・・2、3振り

塩胡椒・・・少々

作り方:

1)玉ねぎ、ニンニクをみじん切りにする。

2)フライパンに油をひき、ニンニクを入れて香りをつける。

3)牛ひき肉を入れ、火が通ったら玉ねぎを入れ、塩コショウで一緒に炒める。

4)他の材料を入れて、味を整える

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食材3

サルサソース材料と作り方:

ニンニク・・・1、2片

青唐辛子(ハラペーニョ)・・・2本

トマト・・・大2個

ピーマン・・・1個

玉ねぎ・・・1/4個or1/3個

塩・・・小さじ1杯

レモン・・・一絞り

塩味は多少多くてもいいかもしれませんが、後からでも調整できます

作り方:

1)玉ねぎ、トマト、ニンニク、青唐辛子をみじん切りにする。

2)みじん切りの材料をタッパーやボールにに入れ、塩とレモンをかけて冷蔵庫で冷やしておく。

 

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☆秘密の食材:パクチー!これを最後にタコスに挟んでみてください。日本のメキシコ料理店でもあまり出さないのですが、メキシコのタコス屋台ではかなりの確率でパクチーをセルフサービスで入れられます。爽快な香りが肉やサルサにマッチし、さらに美味しくなるのです。

☆☆贅沢な食材:チーズやアボカドなどもトルティーヤに入れるとなめらかで贅沢な美味しさになります。

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完成したタコスを食べてみました!:

まだ、熱いトルティーヤの上に、炒めた具を大さじ一杯強くらい乗せ、その上にサルサソース「ちょっと多いかな」くらいの量をかけてトルティーヤを丸めて包みます。汁がこぼれないうちにガブリつく!

まろやかな肉の旨みと、爽やかなサルサソースか調和し、さらにトウモロコシの香ばしい香りに包まれて最高に美味しいタコスです。

2枚目は、パクチーを入れたのですが、さらに深みのある味になりこんなにもタコスに合うとは感動です!!!

あ、タコスを食べてると手が汚れやすくなるので、お手拭きをおてもとに、お楽しみくださいね。

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〜こぼればなし〜タコスとおにぎりの美味しい関係:

タコスはメキシコ人のソールフードといいますが、日本のソールフードはおにぎりだと私は思います。そして、おにぎりとタコスって味も中身も全く違うけど考え方とか食べ方ってすごく似てると思うんです。

と言うのもおにぎりも次の3つの要素で構成されており中身を変えることで様々な味が楽しめるからです。

1海苔(おにぎりを巻く皮)=トルティーヤ

2中身(お米)=サルサソース

3具(梅干しやシャケ、肉味噌など)=アントヒートス

おにぎりを巻く海苔ってだいたい変わらないですよね。時には、昆布で巻いたり菜っ葉で巻いたりしますが、基本は海苔で包む感じです。タコスも同じでトルティーヤという皮で包むことが基本です。

それで、中身はおにぎりの具と同じように牛肉であったり鶏肉やソーセージ、魚など様々なものを具にしていきます。

ソースは大体2種類の赤いソースのサルサロハと緑のソースサルサベルデを好みに応じて使います。

おにぎりで言う所の白米か玄米かみたいなものでしょうか。

おにぎりもタコスも中身包むという部分では同じだし、中身を色々変えることで、時に贅沢に、時に素朴な味にと様々な楽しみ方ができます。

 

まとめ:

メキシコ人のソウルフードを簡単に作るには、初めちょっと大変かもしれませんが、2、3回作っているうちにコツもわかり、全工程1時間もかかわずに作ることができることになると思いますよ。

3つの食材を用意して、組み合わせるという考えで、ぜひともトライしてみてください。