サポテックラグのコーディネート例

こんにちは。ナダの山口です。

メキシカンラグが一部の人たちから愛好されていますが、サポテックラグというメキシコの絨毯はまだまだ聞きなれないと思います。

そこで、今回は、サポテックラグを実際の製造現場まで行って仕入れ、日本で販売をしている私が「サポテックラグとはどういうものか?」をご紹介したいと思います。

そもそもラグってなんだ?

ラグ使用例:ソファの下に敷き、ドレスアップしたり、防汚、防寒など機能は様々

 

最近、インテリア好きの人たちを始め、一般の人たちにも少しづつ注目を集めてきている「ラグ」ですが、メキシコにもとても素敵なのラグがあるんです。

っとその前に、そもそも「ラグって何?」という人もいるかと思います。簡単に言うと、ラグは絨毯の一つの種類です。

絨毯を英語で言うとカーペットですから、まぁ、カーペットの一つと捉えてもいいですね。段通とかキリムとか、ギャッベとか、色々絨毯にも種類があるのですが、ラグは床に部分的に敷いて使う織物の総称を指します。ソファーの下に敷いたり、机の下にアクセント的に敷いたり、結構カジュアルに使うイメージですかね。

絨毯自体が、床に敷く織物の総称を意味し、いろいろな種類があります。

その中でもラグは気軽にお部屋の模様替えが出来たり寒さ対策や床の傷を防ぐためとかその利便性が人気です。

サポテックラグとは?

それで、メキシコのある地域である製法で作られたラグをサポテックラグと呼んでいます。

名前自体聞き慣れないですが、サポテックはメキシコの先住民の一民族(サポテコ族)のことを指します。今でもそのサポテコ族の末裔の人たちが織っているので、日本ではサポテックラグと呼んでいます。

※ちなみにお隣の国アメリカでは、zapotec rugs(サポテックラグ)で名が通っています。(zapotec rugsで検索すると海外サイトで販売しているサポテックラグやコーディネート例が出てきます)
日本では、あまり知られていませんが、世界的にはサポテックラグは
知られているみたいですね。
例えば、下記の民芸品やインテリアを扱うアメリカのサイトでサポテックラグも販売しているので、参考にしてみるといいです。
zapotec rugs

実は、メキシコ本国では「タペテ」と呼ばれているのですが、タペテだとオアハカ以外やサポテコ族以外の人たちが作るラグも含まれてしまい混同してしまいます。また、日本の皆さんにイメージしやすいようにサポテックラグという名称が付けられました。

メキシコの中で最も先住民が多い州の一つであるオアハカ州にサポテックラグの生産地があります。このオアハカ州、ファッションや旅行好きの女性にとっても人気があるところなんです。

私も、3回ほど行ったことがあるのですが、とにかく皆んな着ているものも建物も彩鮮やかで、オシャレなんです。クリエイティブな雰囲気に満ちた町という感じですね。そんなオアハカ州の町の外れの生産地がティオティトランデルバジェという村です。町中に織物工房がひしめいています。私も数えてはいないのですが、

100近くの工房があると言われています。また、工房自体、それぞれ独立していて、羊毛を紡いで毛糸を作るところから染色、デザイン、織って完成するまで一貫生産しているのです。日本の織物は糸屋さん、染屋さん、織り屋さんと分業で縦のつながりがあるのとは対照的ですね。

だから、一つの工房、一人の職人さんのカラーや思い入れが出やすく独創的なラグがたくさん出来るのです。

 

 

他の絨毯とどう違うの?

日本で一番使われているラグはタフテッドカーペットと呼ばれているものです。機械織りで裏が硬く滑り止め加工されています。裏表あり、パイルという毛先が長いラグですね。素材は、ポリエステルなどの化学繊維が主流で中には洗濯機であらうこともできるものもあります。素材開発が進み、耐久性も高いものが多いのですが使っていくうちに毛羽立ちや素材の傷みがでてきます。長く使って10年程の耐久性です。

一方、サポテックラグの一番の違いは、100年は持つと言われている点です。丈夫なウールに天然素材は使っていくうちに味がでて経年変化が楽しめるのです。
また、裏表同じ柄で同じ品質なので両面使えるのがうれしいですね。

ご存知の方もいるかもしれませんが、中東の織物「キリム」と同じ作り方なんです。どういう作り方かというと、染めていない縦糸をの上に、様々な色の横糸を織っていき模様を作っていく方法です。織り方の名称は「平織り」と呼ばれています。オールドキリムと言われる100年以上前に作られたキリムが今、高値で取引されているのはネットなどで検索すればわかると思います。

サポテックラグの品質は?

ラグと言っても、手織りから機械織り、天然染料や化学染料、素材はアクリルやポリエステル、綿、ウールなど様々な種類がありますが、サポテックラグは基本的に手織り、天然染料、ウール100%で作ります。最高の素材を選び、時間をかけて作っていく。これは、ラグのランク的には、高級クラスにあてはまります。特に、赤染料は、コチニールというサボテンに寄生するカイガラ虫をつぶして抽出する大変な作業。今では、口紅や食品の着色料として使われていますが、もともとオアハカを中心とした中南米が原産の染料なのです。

デザインは、織手の個性が出たり、民族的なデザインから架空の動物や宗教的なモチーフまで本当に多種多様。

大量生産でない分、作る人や工房によって差は出てきます。

数ある工房の中でも、名実共に最高の織手と呼ばれている人が”イサック・バスケス”さんという80才を超える大ベテランのお方です。この人が、古代の染色法を復活させ、欧米諸国から注目を集めるようになり、やがて日本の一部の人たちにも知られるようになったんです。

 

イサック・バスケス氏のラグ:

もちろん、イサックさんだけでなく、他にも若手の職人さんや独創的なデザインをする人たちもたくさんいます。一方で、値段が同じなのに、糸のほつれがあったり、デザインがダサかったりと。それもひとつの味と思えばいいのですが、やはりいいものを選ぶにはそれなりの目利きが必要になってくるわけです。

コチニールの赤染料をメインに使った一般的なサポテックラグ

サポテックラグを購入する場所のお勧め

では、この商品を購入するオススメの場所はどこなのでしょうか。どうしたら、失敗せずにサポテックラグを使えるのでしょうか。

結論から言うと、それを専門に扱っているお店で購入することですね。また、実際に店舗で見ることができること。インテリアの知識があること、などが重要になってくると思います。

ラグだからオシャレでいいというわけではなく、日本の生活に適した提案ができる方が、これから使う人に安心ですよね。

まとめ

というわけで、あまり聞きなれないサポテックラグを紹介しました。メキシコで一番おしゃれな町で作られている、ラグは自然素材と手仕事が織りなす最高の絨毯であることが少しは伝わったでしょうか。自然素材で作ったラグは、長く持ち、体にも環境にもやさしいのもうれしいですね。

同時に、手作りなゆえに、失敗しないちょっとしたポイントがあるのでしたね。ぜひ、専門店のサイトを覗いたり、実際に訪れてみてはいかがでしょうか。

最後まで、お読みいただきありがとうございます。

それでは。