◆9月の20日間で起こった3つの大地震

メキシコ全体の地図。赤印が震源地のあった州

こんにちは。ナダの山口です。

2017年9月、メキシコ合衆国で3つの大きな地震が起こりました。
一つは9月7日、チアパス州沖で起こったマグニチュード8,1の大地震。
チアパス州はメキシコの南部でグアテマラと国境を接する先住民が多い州です。

二つ目は、9月19日にプエブラ州が震源のマグニチュード7,1の大地震です。
プエブラ州は民芸品の産地でタラベラ焼きなど陶芸の産地で首都メキシコシティに近く
メキシコシティでも大きな被害が及びました。

最後は、9月23日、オアハカ州で起こったマブニチュード6,2の地震。

なんと、同じ月に同じ国で3つの
大きな地震が起こったのです。しかも、余震ではなく、違う州でそれぞれの活断層が動いたようです。
それぞれの、特徴や被害状況をまとめました。

1回目の地震の被害状況

チアパス州沖を震源とするM8,1の地震はチアパス州と隣のオアハカ州に
被害がありました。真夜中をおそった地震。両州とも先住民が多く住む貧しい地域ですが、古代からの
刺繍や陶器などのものづくりが盛んな場所です。
被害は州都など人口の密集する地域はは少なく建物が全壊したりすることはなかったようです。
死者は9月25日の時点で、98人とされています。新聞各紙では、「過去100年で最大の地震」と
報道していました。

最大の被害があったのはオアハカ州フチタンという人口7万5千人程の街です。
この地域は、先住民が多く貧しい生活が続いていました。すぐに救助隊が来て救援物資が
届けられていますが、その日暮らしの人たちが多く「家を建て直すお金などない」と異口同音に言っているようです。復興の道は厳しいと言わざるを得ません。
また、オアハカにある世界遺産でもある古代遺跡のモンテアルバンも被害が出てしまいました。
遺跡の石の建造物が崩れてしまったのです。ちょうど、熊本城の城壁が崩れたような様相です。

◆2回目の地震の被害状況

32年前も同じ日に同じ地域に同じくらいの大地震が起こっていた2度目の地震。
節目の日ということもあり、全国で地震の避難訓練が行われていた午後1時ごろに起きました。
M7,1の強い揺れは、高層ビルなどが立ち並ぶ首都メキシコシティを直撃し、複数の建物が倒壊しました。
25日の時点で、死者は305人になっています。前週の大地震よりも多いのは、人口が密集しているのと
古い高層ビルなどに取り残された人が多かったからと推測でします。
政治・経済の中心地とあって、世界各国からも支援の手が差し出され、日本も70名ほどの救援隊がメキシコシティへ
遠征、救助活動にあたっています。

◆3回目の地震の被害状況:

9月23日の午前7時頃、M6,1の地震がメキシコ南部のオアハカ州で起こりました。1回目の地震が起こったチアパス州の隣の州です。
先のM8,1程の大地震ではないにしろ、この地震の影響で少なくとも4人が死亡されたと
報道されています。また、一度目の地震で、地盤や建物が弱っていたところに来た、自身なので今後も注意が必要です。

◆あとがき:復興へ向けて(寄付の方法など)

どうして同じ国に1度ならず3度もこんな大地震が続くのか!と胸が痛くなるのは
私だけではないと思います。メキシコは、アメリカのトランプ大統領から「国境に鉄の壁を作る」など根拠のない制裁を課せられていました。こんな時こそ、隣国のアメリカは手を差し伸べてほしいものです。

復興真っ只中の、メキシコ。今、メキシコ人は、皆力を合わせて、瓦礫の撤去や
行方不明者の捜索、物資の配給など素晴らしい行動がネットやテレビで見ることができます。

2011年の東日本大震災では、多大なる支援をしてくれたメキシコ。経済大国ではないにも関わらず、

2011年年に日本に対して、1,5億も寄付してくれたと聞きます。

当店でも、被害の多かったオアハカ州の製品を多く仕入れて販売しています。幸い、当店の
仕入れ先である、サポテックラグの生産工房は被害は大きくはなかったのですが、同じサポテコ族の
離れた町では壊滅的な被害があり、胸を痛めているといいます。
日本に住む我々ができる支援は、限定的ですが、少しでも役に立つことが出来ればと考えるばかりです。

尚、寄付の方法は色々ありますが、メキシコ大使館がネットでメキシコ赤十字の寄付方法を紹介していますので
ご興味あったらご覧ください。
メキシコ赤十字社寄付ページ
※スペイン語サイトなのですが、グーグルの翻訳機能で簡単に日本語で読めます。
また、記入自体は簡単に行え、信頼のおけるサイトです。下記が大まかな手順になります。

1、メキシコ赤十字社のHPに入り寄付用のアカウントを作成する(ステップ1を参照)

2、クレジットカードかペイパルの支払いを選択し必要情報を入力、寄付金額を入力する(メキシコペソになります。1000円=160ペソ相当)、寄付のあて先(今回の地震の場合はSISMO 19/09/17を選択ください(ステップ2を参照)

3、手続きが完了した場合(ステップ3)の画面がでます。

私たちが出来ることは限られていますが、一人でも多くの小さな支援が困っている人を助けることが
できるのではと考えています。

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございます