こんにちは。ナダの山口です。

昨日、現地時間の9月19日、メキシコで9月2度目となる地震が起きました。

メキシコシティーやプエブラなど、主要都市であるので、通信や

産業の被害が危惧されます。プエブラはタラベラ焼きという陶器が有名な

焼き物の産地です。割れやすいので、今回の地震で大きな損害がなかったのか

心配です。

さすがに、2週間に二度もマグニチュード7以上の地震が起こるのは

珍しいですし、しかも、32年前、1985年の同じ日に同じくメキシコシティーでも

マグニチュード8大地震があり、大変な被害があったといいます。

1995年の阪神大震災、2011年の東日本大震災など、

日本と同じ苦難が続いていると思いますが、

なんとか被害が最小限に、1日も早い復興を祈るばかりです。

ここで、ふと、1985年のメキシコの大地震の様子が描かれた小説の

一幕を思い出したので一部引用させて頂きます。

『犬の力』というメキシコのミステリー小説で、日本でも

「このミステリーがすごい!」第1位を獲った作品で非常に面白いのですが、

けっこう危険な小説なので、あらすじ等は割愛させれていただきます。

『犬の力』に今回の地震の状況を想像できる

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『犬の力』ドン・ウィンズロウ(角川文庫)上pp342-343

1985年9月19日

メキシコシティー

ベッドが揺れる。

揺れが夢の中に、やがて目覚めた意識の中に流れ込む。ベッドが揺れている。

ノーラは状態を起こし、時計を見るが、デジタルの文字盤に焦点を定めることができなかった。

文字盤がまるで液化したように、目の前で震えているからだ。手を伸ばして、時計を押さえつける。

午前八時十八分。そのとき、ノーラはサイドテーブルが揺れていることに気づく。何もかもが

揺れている。テーブル、電気スタンド、椅子、ベッド。

ここは、リージス・ホテル七階の一室だ。市の中心部、ラ・アラメーダ公園に近いファレス大通りに

立つ由緒ある高級ホテル。ある閣僚の賓客として、独立記念日を祝う手助けをするために呼ばれ、

三日後の今も滞在している。閣僚は夜を自宅で過ごし、午後になるとリージスへやってきて、妻からの独立を祝う。

ノーラは自分がまだ寝ぼけて、夢うつつの状態にあるのかと疑う

四方の壁までが脈を打っているからだ。

体調のせい?吐き気とめまいを感じベッドから起きだしてみると、それがなおひどくなって、床がうねっているように思え、歩くことも、立つことさえおぼつかない。

ベッドの向かいにかかった大きな鏡をのぞいてみたが、顔入りは別に悪くない。

ただ、そこに映った頭部がぶれていて、そのうち、鏡面がたわみ、砕け散る。

思わず片手でかばうと、小さなガラスの破片がその腕に突き刺さる。と、激しい雨音が聞こえ、しかしそれは雨ではなく、上階から降り注ぐ瓦礫の音だ。やがて、”ビックリハウス”の仕掛け部屋みたいに、床が前後左右に動き、現実離れした恐怖感をあおりたてる。

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今回のメキシコシティーが揺れている映像を見て

このような恐ろしい状況なのかなと想像してしまいます。

 

facebookでメキシコシティー周辺の動画を見ました。

地震発生時の様子をfecebookの動画で見ました。

煙や塵が舞う瓦礫のなかから、中年女性が目を閉じながら現れ、
自分が助かったことに安堵してか、家が倒壊したのを知ったのか
人々の声を聞いた途端、目をつむったまま泣きじゃくりました。

東日本大震災よりは、被害は少なそうですが、何もかも失ったと思う人の
表情に胸を痛めます。

何もできない私ですが、こんな時は誰かそばにいて、抱擁してあげるだけで助けになるのではと思いました。

大震災の後は、治安が悪くなるので用心深く行動を

こんな大変な時に言うのもなんですが、地震の後の街は急激に
治安が悪くなるようです。これは、メキシコだからというのではなく、世界的に見て
そのような行動に走ってしまう一部の人がいるという話です。
日本でさえ、東日本大震災の後に、金銭嵐があったほど。もともと、治安がそんなに良くないメキシコシティーだと、もしかしたら、どさくさにまぎれてとか良くないことが起きるかもしれません。観光に行かれている日本人の方。これから行こうとする方。避難するのに精一杯だと思いますが、どうか夜は出歩いたりしないように、また、昼間でも知らない場所は行かないようにしてもらいたいですね。

 

そして、地震に負けず、日本と同じように復興へと向かって国民一人一人が
頑張ってもらいたいものです。

今回のメキシコシティーの倒壊していたり、倒壊の恐れがある周辺のgoogleマップの印がありますので、ご参考にしていただければと思います。

メキシコシティの倒壊危険エリア